このページは自分の娘が自閉症と宣告を受けて日々努力をしているある1人の母親の手記です。この手記を読んで一人でも多くの方に自閉症のことを理解して頂ければ幸いと思います。

なおプライバシー保護の為、一部原本と改正しております。ご了承くださいませ。

自閉症って

岡山県自閉症協会の「自閉症のしおり」のことばを若干お借りします

自閉症の原因は生まれつきの機能的な障害であって
親の育て方や 接し方によって自閉症になるのではありません

自閉症は生涯にわたる障害です
けれども 育て方や教育により その症状を改善することはできます

ある少女の場合はコミュニケーションの障害です
他人に関心がありません
保育園に行っても他の子とうまく遊べません
誘ってもらっても 言葉の意味が理解できず 
ふら〜っと一人遊びに行ってしまいます
自分ひとりへの指示は理解できますが、集団での指示は理解できません。

質問も種類によってはあさってのような答えしかできないときもあります

でも・・去年のこの時期に初めて自閉症と診断を受けて1年になりますが
ビデオのせりふのオウム返しばかりだった少女が療育によって
人への問いかけもできるようになりました

幼稚園から転園を宣告され 数々のひどい言葉をなげかけられたときには
家族で泣きました
買い物に行っても他人に関心がないので ぶつかったりすることがあります
そんなときに「しつけのできてない子じゃな!!」と
怒鳴られたこともありました

でも・・・
道はあります
暖かい手もあります
まわりには わかってくれる人が 居場所がきっとあります

この少女もある保育園に入ってとても伸びました
先生もいっぱい工夫してくださって
ここに 彼女の居場所がありました
お友達も毎日 「Mちゃん あそぼ」って声をかけてくれます

療育も「ぐるぐるめろん島」「旭川荘」 両方に行っていますが
特に「ぐるぐるめろん」・・大野小児科では
母親の私の気持ちもよく聞いていただいて
少女の姉ちゃんの円形脱毛症のセラピーまで
お世話になっています

きっと 受け入れてくれる人・・場所はあるから・・
一人で悩まないで一緒に頑張りましょう

 

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